NOTEBOOK I ~未来の記憶~

榎本くるみ NOTEBOOK I ~未来の記憶~歌詞
1.素晴らしい世界

作詞:榎本くるみ・MOR
作曲:榎本くるみ・MOR

街路樹沿いのフラワーショップに
あなたの好きな黄色い花が咲いてる
いつか枯れてしまう花だからこそ
哀しい程の美しさがそこにある

水をやらずに枯らした花に自分を重ねて
寂しく思ったりする自分が嫌いだった

空に舞い上がる風船の赤のように
いつか色を無くして消えてしまうような
夢や憧れをあきらめちゃいけないと
あなたはそっと教えてくれた

帰りの電車から見たサーモンピンクの夕日を
きっとあなたも見てるんだと強く思った

美しすぎて泣いたこの空も 綺麗だと思えた枯れゆく花も
2人追い続けた素晴らしき世界 どんな場面もあなたといるから
何より強く生きていける

緑と空の青の綺麗な公園を
通り過ぎるたびにせつなくなるけど
これが最後だと思ったあの笑顔に
笑顔で返せた私は確かにいた

街の色も匂いも移り変わっていくけど
何も変わらないままの私とあなたはいる

突然降った雨のざわめきも
その後に輝いた虹の鮮やかさも
2人追い続けた素晴らしき世界
どんな場面もあなたはいるから
何より自分を好きでいれる

描き始めた夢はまだ完成してないけど
あなたと見たきれいな色で描き続けてるよ

美しすぎて泣いたあの空も 枯れてもまた咲く花もその優しさも
2人追い続けた素晴らしき世界 どんな場面もあなたといるから
美しく続いてく素晴らしき世界 今も私の目の前に広がっていく
2人追い求めた夢や愛に 近づこうとすれば いつでも
私とあなたは 何度でも出会える 素晴らしい世界


2.RAINBOW DUST

作詞:榎本くるみ・MOR
作曲:榎本くるみ・MOR

輝いてる人を見るとイライラして 前を見ることすら忘れてしまう
愛せない自分を認めてくれる この場所から出られない

翼のないことは知ってた だから飛ぶことはあきらめていた
積み重なったあきらめが重すぎて止まってる

終わりを怖がって始めることも 出来ずにいた心に誓った

雨上がりの濡れた街に 虹はかすんですぐに消えた
描いていた憧れや理想は 現実ににじんで色あせたけど
そうだ心に架ける虹は 何度でも くりかえし七色に

先のことばかり気になって 戻れないはずの道なのに進めないでいる
目の前の一歩ふみだすことが これからの道なんだ

嘘ついてることは知ってた だけど自分探しと心かばってた
遠すぎて届かないのなら 不器用でも今を描きたいな

ひとりじゃないと甘えていた ひとりの自分に誓った

立ち並ぶビルの向こうの 青い空に舞うイメージで
人混みにまぎれそうな自分を 支えながら 認めながら
風に咲く花のように 揺れながら 笑えればいい

置き去りにした心に ふれようとしてみたら
ここにいるよと 少しだけ笑ってた

雨上がりの水たまりに 白い雲が晴れていく
描ききれなかった未来の虹は 心にあるから この手にあるから
いつか捨ててきた夢の続きは 何度でもくりかえし七色に


3.螺旋の記憶

作詞:榎本くるみ・MOR
作曲:榎本くるみ・MOR

なぜこの指は 心締めつけられるたびに
私のこののどを 時間かけて潰してくのだろう
この記憶は 欲望を満たし続けるがために
一瞬で 愛すべき人の名前さえも忘れられるのだろう

でも罪を背負うことを 望んでなどない
悪魔のゆくえを 私が許している

いつからこんなに怖くなったの
光を目指すべきことが
何度罪を重ね続けても
この心は 壊れないこともわかってるのに

気付けば終わりを願って 始まりを殺してた
裏返しの言葉でしか 確かめられない絆はからんでいく
終わらない輝きがあることは 信じられないでいるけど
ずっとずっと私の前から 消えないでいてほしい

愛だけが今からでも 遅くないこと気付かせてくれるのか
心を持つ世界に 生まれた証として

確かなものが何なのか
わからなくなるほど 傷つけ合っても
この目で見えるものも 見えないものも
さわれない心も 愛せたら

愚かな海に溺れた時だって
微かな望みかばってこれたのは
それでも絆を繋いでいてくれたから

幼い頃から恐れてた
暗い海で溺れてしまうこと
それでも這い上がれる心を守っていきたい
探していきたい

いくつかの出会い ひとつひとつ
私が私であるための
奇跡だと気付いていきたい

これ以上自分を 殺さないように
これ以上心 殺さないように


4.HYMN


5.スピードウェイ

作詞:榎本くるみ・MOR
作曲:榎本くるみ・MOR

辛かったことは殺したこと
いかないでという言葉 殺したこと
幸せだったのは認めたこと
あなたの進む道認められたこと

何と走ったのか 何が通り過ぎたのか
変わり過ぎ行く スピードウェイ

確固たる夢の続きあるから 速度はまだ落としちゃ駄目だよでも
愛しさ変わらずにいられるなら いつでも見つけられる
このスピードのどこかで

幸せだったのも殺せたこと
あなたに頼る弱い自分殺せたこと
大変だったのは続けること
あなたのいない日々続けること

涙は過去なのか それとも今なのか
スピードに舞って消えていった

確固たる愛の続きはきっと この道の先に広がってるから
速度さえ変えずにいられるなら いつでも見つけられる
このスピードのどこかで

学んでいこう間違いから 忘れずにいよう涙を全部
愛していこう失くしたものも 変わっていこう変わらずにずっと

幸せだったのは走れたこと あなたと別れても走れたこと
いつも思ってるよあなたのこと 何よりも大切なあなたのこと


6.メリーゴーランド

作詞:榎本くるみ・MOR
作曲:榎本くるみ・MOR

変わっていく事は知ってた 変わらなきゃいけないと思った
でも何をどう変えるべきなのか わからないままの自分です。

過ぎ去っていくものと知ってた 忘れることで救われた
でもあなたの手の温もりが 冷めて消えるのは怖かった

まわれまわれ 私の今よ キラキラ滲んでどこまでも
まわせまわせ 心の軸を 悲しみもう見え無きよに

夢を持ってるはずだった 仕事と遊びに追われた
素敵を買ったり貰ったり 手にできないのは愛だけか

愛してくれると言ってた 愛する術を知らなかった
愛と憎しみは隣で いつも手を繋いでた

まわれまわれ 私の今よ ギラギラ逃げても涯はない
まわせまわせ 心の軸を 喜び見失わ無きよに

悲しみや喜びの先のまた涯で 思いっきり泣きたい笑いたい

まわれ まわせ

愛してみたいと思った ほしがってばかりだった
ゆれ動くこの心 愛することからはじめたい

まわれまわれ 私の今よ キラキラ滲んでどこまでも
まわせまわせ心の軸を 涙にうつむかなきよに
まわれまわれ 私の愛よ キラキラ綺麗にいつまでも
まわせまわせ 心の軸を 悲しみもう見え無きよに
喜び見失わ無きよに
涙がきれいに舞うまで


7.心のカタチ

作詞:榎本くるみ・MOR
作曲:榎本くるみ・MOR

愛しさで失くしたもの 優しさと思っていたこと
他の誰も知らない 本当の自分に問いかけてみた
誰かのために生きたくて あなたのために生きるふりをした
遠ざかるあなたに泣きながら ちっとも泣けない自分と泣いた
”信じる” でも ”信じられる” でもなく
”与える” でも ”求める” でもなく
誰かのために生きるために 自分のために生きたいと思った

人のせいにして 人を傷つけて いつも
自分のせいにして逃げては 誰かの優しさを ずっと待っている
このままじゃ嫌なんだ 自分を嘘にはしたくない

失くした夢の輝きさえも 愛せるような 優しさを心に
見つけたい ひとり歩くよ 私がいた道を
あなたが忘れる頃 この歌が届けばいい

誰かを愛する自分を 誰よりも愛せるように
痛みも後悔も 憶えたまま笑えるように

大切なものを失くして 今になって 気付いたよ
愛しさや寂しさを越えた いつまでも 強くそこにある
本当の優しさは 愛のそばにそっとあるものだと

失くした愛のはかなささえも 愛せるような 優しさを心に
見つけたい ひとり歩くよ あなたがいた道を
私が忘れる頃 あなたにまた会える気がした
いつか本当の優しさを あなたとうたいたくて

ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ
あなたを思い浮かべて 今日も大好きなうたをうたう


8.ジャングルジム

作詞:榎本くるみ・MOR
作曲:榎本くるみ・MOR

あなたが去った 死ぬほど泣いた
最後にあなたが 笑ったから
忘れないって あなたに言った
忘れることが できないから

ふざけながら 転がりながら
いつもはしゃいでた でもまじめだった

これ以上つらい日きませぬよに
これ以上涙に暮れなきよに
笑い声はずっと続くよに
愛せた意味を消さなきよに

笑っていこう 泣いていこう 同じ場所で会えるかな
涙の数だけ あなたの存在があるんだと思ったら 嬉しくなった
誰にも侵されない 心の中の小さな場所に あなたといる

吹き抜ける風 優しくて いつも懐かしい 香りがした

これ以上つらい日きませぬよに
これ以上悲しみに暮れなきよに
あの日の笑い声は続くよに
共にいた意味を消さなきよに

探していこう 咲かせて行こう 同じ場所で会えるから

ふざけながら 転がりながら
いつもはしゃいでた いつもあなたがいた

これ以上つらい日きませぬよに
これ以上涙に暮れなきよに
あの日の笑い声はこの場所で
共にいた意味を超えるように

笑っていこう 泣かずにいこう 同じ場所で会えるから
笑っていよう 泣かずにいよう あなたと今もここにいるから


9.とぎれなきバトン

作詞:榎本くるみ・MOR
作曲:榎本くるみ・MOR

触れたこと響いたこと 二人の心で
どんな風に擦れ違ったの 正しさ背負って

ママは嘆いてた
パパは忘れようとしてた
私はわからない
二人の本当のこと

感情に流れゆくたび 二人の記憶は
どこまで傷つけ合った 私の知らないところで

ママは笑っていて
パパは忘れないでいて
二人とも大好きだよ
私はここにいるよ

今は解るよ 三人は歩き続けてること
ママに手を引かれた歩いた 夕暮れの帰り道を


10.愛すべき人

作詞:榎本くるみ・MOR
作曲:榎本くるみ・MOR

痛いことや苦しいことから ずいぶん逃げた
自分を追い詰めた先は 別れだった
今の自分があなたに 伝えられることなんて
ねぇ 何もほんとは ないのかもしれないね

夜空に今日もあなたの 笑顔が仕草が 浮かんで消えて涙こぼした

愛すべきひとがいる 私のあらゆるすべてを
心にいるあなたに 捧げられたなら
愛することあきらめず 夢を追いかけていけるなら
見失ってきた 見ようとしなかった
愛が見えるかな

時間だけが 二人の季節を置き去るように
取り残されたままの 私じゃ駄目だよね

明日に迷う時にも 互いに自分が 信じたままに選べるように

同じ空のどこかで それぞれの今を歩いてる
遠く離れても この手をつなげたら
分かれ道に立ち止まるたび 自分を疑ったりする時にも
強く望むことを どうでもいいなんて 言ったりしない

愛すべき人がいる 私のあらゆるすべてを
心にいるあなたに 捧げられたなら
愛すべき人と共に また夢を追い続けたい
見失っていた 見ようとしなかった
あなたのいない道で


11.キャッチボール

作詞:榎本くるみ・MOR
作曲:榎本くるみ・MOR

落ち葉をしいた広場で 5メートルの距離で二人
ダッフルコート着たまま 始めたキャッチボール
最初はなかなか うまく投げられずに
捕ることもできず あわててばかりだけど楽しいね
白い息吐いて 澄みきった空に投げるボール 見つめながら

あなたをもっと愛したいと思った
もっと愛されたいと強く願った
二人が投げたボールに込めたのは
育て始めようとした小さな愛
いつまでもそのボールを見失わないように
本当の自分と始めた心のキャッチボール

空が曇ってきて 雪がちらついてきて
それでも続けようとしていたキャッチボール
冷たい雪の白は やがて降り積もって
心の中のボール溶かした

あなたをもっと愛したいと思った
もっと愛されたいと強く願った
あなたばかり見て捕ろうとしなかった
ボールばかり見過ぎて見えなくなった
あなたが宙に投げたあのボールは
雪の空に消えて追えなかった

落ち葉まじりの雪に埋もれて動けない
置き忘れたままの二つのグローブ

忘れようとしてた涙の記憶
忘れられないままの愛の記憶
あの日二人で投げ合ったボールは
この東京の空に浮かんだまま
本当の自分とのキャッチボールは
少しづつだけど続くようになったよ
心の中終わらないキャッチボールは
あの冬の日にあなたと始めたまま


12.打ち上げ花火

作詞:榎本くるみ・MOR
作曲:榎本くるみ・MOR

キラキラ輝く打ち上げ花火 夏の空に浮かぶ笑顔
消えない輝きを探していけると あなたのそばでそっと祈った

長い日が沈むころ 自転車で追いかけた
きつい坂道こぐあなたと
ルンルンと気持ち良くうたをうたっている私

こぎ疲れた あなたは 呑気だよって
向かう途中に 小さなケンカしながらも
辿り着いた公園には たくさんの人が
花火を嬉しそうに眺めていた

キラキラ輝く打ち上げ花火
膨れたほほも 思わずゆるくなる
時々 あなたを こまらせたりしながら
近づいた二人の 消えない思い出

ゆるい風気持ちよくて 缶ビール二人で開けた
花火が消えゆくたびに 少しだけ私はせつなくなった

でもあなたは 嬉しそうに花火と私を
少し照れながら カメラでパチリととった
こんなに嬉しそうなあなたを
となりでずっとずっと見ていたいよ

キラキラ消えてく打ち上げ花火 これまでとこれからの涙も夢も
あなたと二人で見つめることが 私にとっての幸せの道です

キラキラ輝く打ち上げ花火 夏の空に浮かぶ笑顔
消えゆく輝きも赦していけると あなたのそばで強く誓った